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次世代リーダー

リーダーに訊く!第7回 PagerDuty 代表取締役社長 山根伸行氏 後編|共感力と信頼を大事に 自責で実行し続ける人と 成長を目指したい

著者:JAPAN CLOUD

Japan Cloudやその関連会社の魅力や特長、会社を率いるトップの人間像に迫るリーダーインタビュー。7回目に登場するのはPagerDuty(ペイジャーデューティ)株式会社・代表取締役社長 山根 伸行 氏です。後半では目指す組織のあり方、一緒に働きたい社員像について語ってもらいました。(前編はこちら

現場でお客様と対峙している自分たちで「正解」を見つける

――これからさらなる成長を目指すうえで、どのような組織にしたいと考えていらっしゃいますか。求める人材像も併せて教えてください。

山根 当初の4~5名から、今は22名と在籍メンバーも約4倍に増えました。かつ全員が仕事に対する熱意、志、モチベーションが非常に高い。彼ら彼女たちと一緒にロールを超えて働けるというのは、社長として恵まれていると常々感じています。

その上で、言い続けているのは、本社のベストプラクティスを共有しながらも、現場のお客様と対峙しているのは自分たちなので、お客様の声を聞き、マーケットを見て、自分たちで正解を見つけていこうということです。また、課題を与えられて動くのではなく、自ら課題を探し、課題に対してそれぞれがオーナーシップを持って、トライアンドエラーをしながら、自分たちが課題を発信して本社の協力も得ながら解決していこう。その繰り返しを通じて、自分たちも変わり続けていこうということです。

さらに一番大事にしていることは共感力と信頼です。多様なメンバー同士、信頼関係をベースに、相手に共感を持って接する。それは社員同士でも、私と社員の間でも、またお客様に対しても同じで、共感力を前提に、目標を共有し、前に進んでいく。こうしたことを言い続けることで、社員の幸せと会社の成長、何よりお客様の成功につなげていきたいと考えています。

その道しるべでもあり、PagerDuty Japanの「Value」として掲げているのが次の5つです。

これから求める人物像としても、自ら課題を定義し、トライアンドエラーで最適解を導くことに喜びを感じられる方ならば、きっとやりがいを持って仕事に向き合えるのではないでしょうか。

また、大企業と違って、看板もビジネスの成長もこれからなので、未知の世界に対して、自分できちんと目標を持って、その目標に向かって飽くなき情熱を賭けられるか。先に掲げた「Value」に共感し、マインドセットできるような方にぜひジョインしていただきたいです。

「成長したい」と考えるなら、まず目の前の仕事で結果を出す

――読者の中にはキャリアパスに悩んでいる方も多いと思います。アドバイスをお願いできますか。

山根 自分が偉そうに言えることは全くないです。ただ、思うこととしては自分が成長していきたいと考えるならば、まずは今の自分の仕事から逃げずに、自分が納得するまで真摯に向き合い情熱を注いで結果を出す。もし、イヤなことがあったとしても、それを必ず解決するための努力を惜しまないことが肝要だと考えます。

そのうえで、自分の中で納得感が生まれてきたら、その時にこそ社内外における外の世界を真剣に見て、いろんな人の話に耳を傾ける。そして、そのような納得感を超えて外に自分が変わる、更に成長できるチャンスがあると思うならば、チャレンジしてみれば良いのではないでしょうか。その延長線に違う自分が見えてくるのではないでしょうか。

――今後の展望についても教えてください。

山根 中長期的なビジネスの成長を目指すうえでは、そのための基盤、つまり成長エンジンをきちんと構築し、自然とグロースしていくような仕組みづくりと日々の営業活動をしっかり並行して実践していくことが大事だと考えています。

また、日本市場の特徴やパートナービジネスの重要性など、日本特有の文化についても本社に理解してもらう。日本発信で新しいモデルを作っていくことも、外資系スタートアップの社長ならではの重要な任務だと捉えています。

道なき道を切り拓き、日本企業におけるオペレーション業務の変革に挑みたいという方、ぜひ一緒に力を合わせ、高みを目指していきましょう。

本を“鏡”に自分を見つめ直す――山根さんのオススメ本

スティーブン・R・コヴィーの著書、世界的名著にしてベストセラーである『七つの習慣』です。著者が成功者たちの原則を観測し、「7つの習慣」としてまとめたビジネス書で、人間の本質に深く踏み込んだ本として、会社としてのあり方や、社員と共有する価値観などを考える際の参考にもなっています。

本は人に勧められて読むことが多いですね。本を“鏡”に自分自身を客観的に見つめ、自己分析するうえでも何度か読み返しています。また、自分自身も、読んだ本から得た学びや気づきについて社内メンバーに共有するようにしています。

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