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ブレイクスルー目前、可能性しか感じない。|Japan Cloud Career Talk #1【営業対談】後編
Japan Cloudの関連会社でのキャリアを選択した社員のリアルな声をお届けするシリーズ。初回は、ブラックラインのシニアセールスエグゼクティブ 松原圭介氏と、PagerDutyのアカウントディレクター 髙橋太貴氏にお話を伺いました。前編と後編の二回に分けてお届けします。前編はこちら。
目次
(前編)
・大手企業の看板のもとで働く“コンフォートゾーン”から抜け出した理由
・スタートアップ企業で直面する壁とやりがい
(後編)
・外資系企業での働き方と大切にする価値観
・これからのキャリアを見据えて
外資系企業での働き方と大切にする価値観
――お二人とも外資系企業でキャリアを積んでいますが、外資系企業で働くメリットはどんなところにありますか
髙橋 日系のスタートアップ企業も何社かお話を聞いたんですが、率直に言うと給与レンジが合いませんでした。あとはソリューションの強さもあります。日本で一から作っていくのは別の面白さもあると思うんですけど、日本にまだ広まっていない世界的なソリューションを広めていく面白さと比較をしたとき、私は外資系をチョイスしました。
松原 私は日系のスタートアップを考えたことは全くないです。新卒からずっと外資というのもありますし、日系のスタートアップに知り合いがあまりおらず知る機会もなかったので、そもそも選択肢に上がっていませんでした。
それに海外で洗練されてデファクトスタンダードになっているソリューションはやはり強いと思うので、それを日本のお客様へ届けることは、結果的に日本企業が強くなって日本が元気になると思っています。ですから今後、日系のスタートアップに誘われても、やはり外資を選ぶと思います。
髙橋 私もずっと外資畑なんですけど、日系を選んだ場合に働き方がどう変わるかという怖さもありました。今、上の子が7歳で下の子が2歳なんですけど、けっこう大変なんですね。外資で馴染んできた柔軟な働き方が日系で実現できるのかという不安がありました。いざPagerDutyに入ってみると働き方がすごく整っていて、外資系の働き方はやはり自分に合っているんだなと思っています。
松原 ブラックラインも、プライベートも仕事も両方しっかりと充実させることができる環境です。ただ、私自身の課題として、夜でも土日でも仕事のことを考えてしまう部分がありまして。期末とかは眠れない日々が続いてクマができてしまうこともあるので、自分としては少しオン・オフを分けられるようになった方がいいんだろうなという気はしています。
髙橋 私も松原さんと同じで、基本的に年中仕事のことを考えてしまうタイプです。海外旅行のときでさえ仕事のことを考えちゃうんですけど、別にそれはそれでいいかなと思っていて。いい意味で仕事とプライベートを切り分けずにごっちゃになっているというか、融合している。
家にいながら仕事をして、子どもにご飯を食べさせて、また仕事をしてということが許される環境であれば、自分としてはハッピーです。
これが「強制的に毎日出社」とかになってしまうとこのバランスが崩れてしまうので厳しい。バサッと切り分けるのではなく上手く融合できる外資系の働き方、PagerDutyの働き方っていうのはすごくやりやすい環境ですね。オフィスだろうと在宅であろうと、サテライトオフィスの拠点であるワークスタイリングを活用しようと、場所が違うだけで目指しているゴールは一緒という印象です。
――グローバル本社との関係性やグローバルから得るものを教えてください
髙橋 前職では会社の規模が大きくグローバルは遠い存在で、グローバルが掲げた方針や施策はフィルターが掛けられた状態で日本に落とし込まれていました。
今は会社がコンパクトな分、グローバルの考えが見えやすいです。「日本ではこのままでは適用できない」「逆にこれは取り入れられそうだ」とか、グローバルの方針と日本の状況に応じたやり方を自分たちでしっかりと考えるきっかけになっています。
松原 ブラックラインはけっこう逆でして、日本から見るとグローバルでは何をやっているか見えづらい部分があります。グローバルのメッセージングとかプロダクトをどう売ろうとしているとか、どう考えているとか、日本にいると見えていない部分が多くあります。
日本では確立したセリングスタイルが明確に未だないので、逆に海の向こうではこういう風にやって成功しているというのを真似してみようかなと。良いところは取り入れてみようという気になるので、グローバルとの交流を積極的に築いていくというのは非常に意義があると思っています。
――仕事をするうえで大切にしていることは何ですか
髙橋 私は人生の目的として2つ考えています。1つは思い出をつくること。もう 1つは人から感謝されること。思い出をつくるというのは、置き換えるとキャリアにおいて色んなストーリーをつくっていくことだと思っています。20代は成熟期の企業でビジネスパーソンとしての基礎を固め、次のキャリアでは成長期の企業の中で営業力とマネジメント力を高めることができました。そして今は、立ち上げ期のPagerDutyで0から作り上げていくという新しい経験を積んでいます。
それが結果的に人に感謝されることにつながるのが大事だと考えています。それはお客様であったり社内のメンバーであったり、家族であったり。関係する皆への貢献につなげていきたいと思っています。
松原 私自身が意識しているのは評価と評判。これらを第一にするというのを日頃から意識しています。評価は、自身が会社と設定しているKPIやミッションに対して徹底的に取り組み実績を残すこと。もう一つ、評価だけではなく評判も大事だと思っています。IT業界は狭いというのもありますけど、社内で仕事をするうえで良好な関係性を築くのも大事ですし、お客様といい関係を築くというのも大事です。
お客様内で「松原」の評判が良ければセリングが自ずとしやすくなる。さらに会社が替わってもお付き合いは続きます。仕事で結果が出ると、色々な面で結果的に家庭内での評判もよくなり、家族もハッピーになると考えています。
これからのキャリアを見据えて
――自社のソリューションにどんな可能性を感じていますか
髙橋 ブレイクスルー目前といいますか、お客様の中でもう一気に広がっていくようなポテンシャルを感じています。先日、日本法人はじまって以来の大規模な対面のイベントを開催しました。まだそこまで認知度がない中で、現場の方にはすごく浸透して支持を得られてきていると感じています。現場の熱がどんどん高まっていくと、一気に市場全体へ広がっていくんじゃないかなという可能性を感じています。
松原 同じく『ブラックライン』も爆発する直前に今いると思います。私が3年前に入社したときは、どこに行っても「ブラックライン? 何それ」という感じでした。今はどのお客様のところへ行っても財務経理の方であれば「あぁ、ブラックラインね」「最近よく耳にするよ」と言われるようになり、認知度が圧倒的に変わってきていると肌で感じます。
3年前にオンラインで実施したイベントの登録者数は約1,000名でしたが、去年は約4,000名。今年はさらに増えると予想しています。認知度がこんなにも上がっているので、一気にスケール、爆発してくと思っていますし、可能性しか感じません。
――ご自身の今後のキャリアをどのように思い描いていますか
松原 今まで転職は何回かしましたけど、基本的にはアカウントマネジメント・ラージエンタープライズで、商材と社風が変わるだけでやっていることは変わらなかったんです。でもブラックラインはナイストゥハブをマストハブにするという今までにない経験をしているので、本当に日々成長を実感しています。
ブラックラインに入社してそろそろ3年が経ち、アワードをいただけたということもあって、自分としては実績と成果があげられていると感じています。次に何を目指すかでいうと、さらなる自分の選択肢の幅を増やすという意味でマネジメントを経験したいと思っています。
前職ではマネジメントに進むか営業職を極めるかとキャリアパスが分かれるタイミングで、私自身は営業職を極めたいという思いでグローバルでラージエンタプライズを担当する道へ進みました。
当時はまだ30代半ばで若かったので、もっと営業として頑張ろうと思いましたけど、今私も39歳なんですよ。40代に入るタイミングではマネジメントも経験した方が自分のキャリアに厚みがつき、今後のキャリアの幅が広がると思っています。
髙橋 マネージャーとして人を育てることにはやりがいを感じていましたし、営業自体もすごく好きなので、色んな経験を通じて最終的にはマネージャーとして多くのメンバーを育てることと、それでしっかりお客様へ貢献していくことという2軸を達成できるキャリアを描いていきたいと思っています。今はPagerDutyで0から1にすることを経験し、キャリアの幅を広げていきたいと思っています。
松原 Japan Cloudの関連企業に身を置いている身としては、仮に将来的なキャリアとして新しいチャレンジをしようと考えたときに、Japan Cloud内で近しい兄弟企業を探した方が心理的にも安全ですし、いいのかなと思っています。そういうネットワーキングも作っていきたいです。
髙橋 松原さんと同じで、私も横のつながりをもっともっと持っていきたいと思っています。今日松原さんとお会いできて、同い年ということもあり是非これからもいろんな形で勉強をさせていただければと思います。松原さんの実績を伺っていてもすごく学びになりますし、こういったタレントはJapan Cloudの中にいっぱいいると思うんです。
他の関連会社の経営層からのメッセージングはJapan Cloudのイベントでも非常に多くありますが、現場で活躍されている方をアピールしていく場もあると、色んな現場のつながりができるのではないかと。さすがに同じ長屋にいてもいきなり話かけて友達になるのは難しいので、そういった出会いの場がもっとあると嬉しいです。
――これまでのキャリアで困難もあったと思いますが、成長を続ける理由はどこにあるのでしょう
松原 振り返ると逃げたくなったり挫折したりした経験もいっぱいありますが、やはり最後踏ん張れたのは、周りに上司とか同僚とか、支えてくれる人がいっぱいいたというところがあります。本当に人に恵まれた人生、キャリアだったと思います。
そういう人たちの期待に応えたいとか、裏切りたくないとか、そういう使命感に近いところもあったりして、前へ前へと進んできました。それからもちろん、家族のためにというのもあります。
髙橋 これまで挫折も多くあったと感じています。それでも前向きに続けてこられているのは、他人に感謝されること・他人に貢献することを大事にしたいと思っているからです。
ちょっとかっこいい言い方をすると、「失注は営業のせい。受注は周りのおかげ」というのが私の営業としての基本的な考え。営業として頑張れているのは、支えていただいている周りの人たちへの感謝の気持ちと恩返しをしたいという思いが常にあるからです。
(2023年8月現在、肩書きは取材時のものです)
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